若者は、社会や仕事をどんなふうに見ているでしょうか。

身近な大人が仕事から疲れて帰ってくる姿。
「仕事が大変」「会社がしんどい」という愚痴。

働くことは大変です。

仕事には、果たさなければならない義務や責任があり、それがしんどく感じることもあります。

でも、それだけが「働く」ということではありません。

世の中には、誰かのために一生懸命働き、自分の仕事に誇りを持っている大人がたくさんいます。

その人たちが、どんな想いで仕事をしているのか。
誰に、どんな価値を届けたいと思っているのか。
仕事を通して、どんな社会をつくりたいと思っているのか。

普段はなかなか見えない、そんな大人たちの「仕事の奥にある想い」に触れることが、若者の目を輝かせ、未来への希望につながるのではないか。

私たちは、そう考えています。

若者からは、大人の「想い」が見えにくい

働いている大人には、それぞれの想いがあります。

「目の前のお客様に、もっと喜んでもらいたい」

「この商品やサービスで、誰かの困りごとを解決したい」

「一緒に働く仲間が、いきいきと働ける会社にしたい」

「この仕事を通して、社会を少しでも良くしたい」

「次の世代に、もっといい未来を残したい」

仕事の内容や立場は違っても、それぞれの場所で、目の前の人や社会のために頑張っている大人がいます。

けれど、そうした想いが若者に伝わる機会は、意外と多くありません。

日常の中で見えるのは、忙しそうにしている姿や、疲れて帰ってくる姿。

「今日も大変だった」
「仕事がしんどい」

そんな言葉を耳にすることの方が多いかもしれません。

その一方で、

「それでも、なぜこの仕事を続けているのか」

「何のために、こんなに頑張っているのか」

という、その人の内側にある想いまで聞く機会は、なかなかありません。

大人の想いに触れたとき、若者の目が輝く

私たちはこれまで、多くの大学生と関わってきました。

その中で何度も感じてきたのが、本気で仕事をしている大人の想いに触れたとき、若者の目が変わるということです。

会社の規模や役職、年収といった情報ではありません。

「なぜ、この仕事をしているのか」

「誰のために頑張っているのか」

「目の前の人に、どんな価値を届けたいのか」

「仕事を通して、どんな社会をつくりたいのか」

そんな話を、大人自身の言葉で聞く。

すると、

「仕事って、そんなふうに考えられるんだ」

「こんなに楽しそうに仕事の話をする大人がいるんだ」

「自分も何かに本気になってみたい」

「自分もこんな大人になりたい」

そんな言葉が、若者から出てくることがあります。

働くことの大変さを隠して、きれいな部分だけを見せたいわけではありません。

大変なこともある。
悔しいこともある。
思い通りにならないこともある。

それでも、誰かに届けたい価値がある。
実現したい未来がある。
だから、今日も頑張っている。

そんな大人の姿や想いに触れることが、若者にとって「働くこと」を前向きに捉えるきっかけになるのではないでしょうか。

「働くこと」の先にあるものを伝えたい

仕事は、生活のためにお金を稼ぐ手段でもあります。

でも、それだけではありません。

自分の力を誰かのために使うこと。
目の前の人を喜ばせること。
仲間と一緒に何かを成し遂げること。
社会の課題を少しずつ解決していくこと。

仕事を通して、自分の人生だけではなく、誰かの人生や社会に関わることができます。

そんな「働くことの先にあるもの」を、大人自身の言葉や姿を通して若者に伝えていきたい。

そして、若者が、

「社会に出るのも悪くないかもしれない」

「自分も誰かの役に立つ仕事がしたい」

「こんな大人になりたい」

と思える出会いを増やしていきたいと考えています。

憧れが、次の憧れをつくっていく

若者の可能性は、誰と出会い、どんな言葉を受け取り、どんな関係の中で過ごすかによって大きくひらかれていきます。

だからこそ私たちは、若者に何かを教えることだけではなく、「こんな大人になりたい」と思える大人と出会う機会を増やすことも大切だと考えています。

そして、その関係は一方通行ではありません。

若者に自分の仕事や想いを語ることで、大人自身も、

「自分は何のために働いているのか」

「誰に、どんな価値を届けたいのか」

「どんな社会をつくりたいのか」

と、自分自身の仕事や生き方を改めて見つめ直すことができます。

若者が大人の姿を見て、未来に希望を持つ。

その若者が社会に出て、自分なりに仕事と向き合い、誰かのために頑張る。

そしていつか、その姿を見た次の世代の若者が、

「自分も、こんな大人になりたい」

と思う。

そんなふうに、憧れが次の憧れにつながっていく。

若者が「こんな大人になりたい」と思える社会へ。

そして、今の若者たちが、いつか次の世代から「こんな大人になりたい」と思われる社会へ。

人が育ち、人が憧れ合う社会へ。

ティアレスは、そんな世代を超えた成長の循環をつくっていきます。